立ちっぱなしの腰痛|台所・仕事で見直す3つの工夫【大倉山】
立ちっぱなしの腰痛が気になる。夕飯の支度や洗い物、仕事で立っているうちに、だんだん腰が重くなる。そんなことはありませんか。
横浜市港北区大倉山のうえき治療院、院長の植木秀美です。
今日は2026年10月3日、土曜日。10月最初の週末です。お休みの日に、料理や片付けをまとめて進める方もいらっしゃるでしょうか。
ひとつひとつは短い作業でも、下ごしらえ、調理、洗い物と続くと、立っている時間は意外と長くなります。
今回は、台所や仕事中の負担を見直す3つの工夫と、当院で腰のご相談を受ける際に確認することをお伝えします。
立ちっぱなしの腰痛は、姿勢だけの問題ではありません
立っていると腰がつらくなると、「姿勢が悪いのかな」「腹筋が足りないのかな」と考えるかもしれません。
ただ、腰痛を見た目の姿勢や筋力だけで説明することはできません。同じ姿勢が続く時間、手を伸ばす距離、作業台の高さなど、作業の条件にも目を向けたいところです。
背筋を伸ばそうと頑張り続けるより、まずは「どんな作業が続いたときに気になるか」を振り返ってみましょう。
洗い物のときなのか、調理中なのか。それとも、台所を離れてからなのか。場面が分かると、変えられそうなところも探しやすくなります。
台所・仕事で見直す3つの工夫
1.全部終わる前に、座れる区切りをつくる
「あと少しだから」と作業を続けていると、休むタイミングを逃しやすくなります。
そこで、痛みが強くなってから休むだけでなく、作業の区切りで一度座れるように考えてみてください。
- 下ごしらえのうち、安全に座ってできる作業を分ける
- 調理と片付けを、一続きにしない
- 仕事では、座ってできる業務と交代できないか相談する
厚生労働省の腰痛予防対策でも、長時間の立ち作業には、途中で腰掛けて小休止できる環境を整える考え方が示されています。
家事でも、その考え方を取り入れてみましょう。椅子を置く場合は、通り道をふさがず、安定したものを選んでください。火や刃物を扱う作業では、安全に操作できることが優先です。
2.よく使う物を、手元に近づける
立ったまま、遠くの道具へ何度も手を伸ばしていませんか。
まな板、ボウル、よく使う調味料などを、作業を始める前に手の届く場所へまとめてみてください。腰をひねったり、前へ大きく乗り出したりする回数を減らす工夫です。
横や後ろの物を取るときは、足を固定したまま上半身だけをひねるのではなく、物のある方向へ体ごと向き直る方法もあります。
収納を全部変える必要はありません。まずは、一番よく使う道具の置き場所からで大丈夫です。
3.前かがみが続く高さになっていないか確認する
作業台が低く、ずっと腰をかがめている場合は、作業面の高さや体との距離を見直してみましょう。
高さを調節できる机なら、肩をすくめたり、深くかがんだりせずに作業できる位置を探します。台所のように高さを変えにくい場所では、別のテーブルでできる作業を分ける方法もあります。
無理に体だけを合わせようとせず、「作業する場所を変えられないか」と考えることも大切です。
高さを変えるために不安定な物を重ねるのは避けてください。特に包丁や熱い物を扱う場所では、ぐらつかず、安全に作業できることを確認しましょう。
腰がつらいからと、強く反らしたり伸ばしたりしなくても大丈夫
立ち作業の途中、腰を大きく反らしたくなることもあると思います。
ただ、その動きが合うかどうかは人によって異なります。「腰痛にはこのストレッチ」と決めて、痛みを我慢して繰り返す必要はありません。
まずは作業を区切り、楽な姿勢に変えてみましょう。運動や体操は、症状や体の状態に合わせて選ぶことが大切です。
すでに医療機関で運動を教わっている方は、その方針を基本にしてください。続けにくさや、行うときの痛みも、担当者に伝えて調整していきましょう。
うえき治療院では、作業の様子も伺います
立ちっぱなしの腰痛をご相談いただくときは、痛む場所だけでなく、生活のどんな場面で困るのかを伺います。
- 立ち始めから気になるのか、しばらくしてからなのか
- 座ったり歩いたりすると、感じ方が変わるか
- 腰だけなのか、お尻や脚にも症状があるか
- 仕事や家事の中で、特に困っている作業は何か
正確に時間を測ってくる必要はありません。「洗い物の途中から」「夕飯を作り終わる頃には」といった言葉で大丈夫です。
お話と通院状況を踏まえ、無理のない範囲で動きや筋肉の状態を確認します。そのうえで、手技や鍼など、状態とご希望に合わせて施術を考えます。
施術後の動きに加えて、次にお越しになった際には、実際の家事や仕事でどうだったかも確認します。院内での変化と、暮らしの中での変化の両方を大切にしています。
いつもと違う痛みは、作業疲れと決めつけずに
腰痛にはさまざまな原因があります。立っていると痛むという情報だけでは、原因を判断できません。
休んでも痛みが軽くならない、次第に悪化している、新たに脚のしびれや力の入りにくさが出ている場合は、セルフケアだけで様子を見続けず、医療機関に相談してください。
通院中の方は主治医の方針を基本にし、普段と変わった点があれば伝えましょう。
家事の後にも、楽しむ時間を残せるように
料理が好きなのに、腰が気になって簡単に済ませてしまう。仕事が終わると、もう出かける気力が残らない。
体の相談では、そうした「本当はやりたいこと」も聞かせてください。
立ちっぱなしの腰痛への対応は、我慢して立てる時間を延ばすことだけではありません。負担のかかる作業を見直し、無理なく生活を続ける方法を考えることも含まれます。
ご相談・ご予約は、うえき治療院ホームページのLINE窓口・予約案内をご利用ください。
うえき治療院
院長 植木秀美

