いつも同じ肩で荷物を持つと、首が向きにくくなる?

先日、
「右を向きにくい」
「反対向きで寝ようとすると、首から肩が気になる」
という方が来院されました。
強い痛みが続いているわけではありませんが、気づくといつも同じ方向を向いて寝ており、反対側へ向こうとすると身体が落ち着かないとのことでした。
## 首の動きを確認
座った状態で首を左右へ向いていただくと、右を向く際に、左側の首から肩にかけてつっぱりが出ていました。
上下を向く動きや、首を横へ倒す動きでは強い症状はなく、特に回旋の動きに制限が見られました。
さらにお話を伺うと、普段から斜めがけのバッグを同じ側で持つことが多いとのことでした。
## 片側の荷物を支えるため、反対側も働く
片方の肩に荷物をかけると、身体は荷物の方向へ傾かないように、反対側の筋肉を使って姿勢を保ちます。
短時間であれば大きな問題にならなくても、毎日同じ側へ負担がかかると、首や肩の筋肉に左右差が生じることがあります。
その結果、
・首を振り向きにくい
・片側の肩が重い
・いつも同じ方向を向いて寝る
・反対側を向くと落ち着かない
といった変化につながる場合があります。
## 痛い場所だけを強く揉まない
今回の方は、首や肩を強く押せば良いという状態ではありませんでした。
実際に寝る姿勢を再現していただき、どの角度で、どの場所に違和感が出るのかを一つずつ確認しました。
動きを妨げている部分へ穏やかに刺激を加え、その都度、首の向きやすさを確認していきました。
施術後は、来院時より右を向ける範囲が広がり、
「反対向きでも寝られそうです」
とお話しされていました。
## 自宅では首だけを引っ張らない
セルフケアとして、首から肩にかけてのストレッチをお伝えしました。
ポイントは、肩が一緒に持ち上がらないように固定することです。
首だけを横へ倒しても、肩がついてきてしまうと、狙っている場所が十分に伸びません。
ベッドに仰向けになり、片手を身体の下へ入れて肩を固定し、反対の手で頭をゆっくり横へ倒します。
強く引っ張る必要はありません。
首から肩にかけて心地よく伸びる範囲で行います。
しびれや鋭い痛み、めまいなどが出る場合は中止してください。
## 荷物の持ち方も見直す
ストレッチで一時的に動きやすくなっても、毎日同じ負担を繰り返せば戻りやすくなります。
・バッグを左右で持ち替える
・荷物を減らす
・長時間使う日はリュックにする
・肩ひもの長さを調整する
こうした小さな工夫も大切です。
首が向きにくい時は、痛い場所だけではなく、日頃どのように身体を使っているかを一緒に確認していきましょう。

