足首の痛みを整えた最後の鍵は、足の指でした

今回は、足首と膝の痛み、すねの前側の強い張りがある患者さんの施術を行いました。
以前に比べると症状の出る頻度は減っていましたが、足を外側へ開いた時や、夕方まで歩いた後に、足首周辺へ痛みが出る状態が残っていました。
身体を確認すると、すねの前側から足首にかけて非常に硬くなっていました。
患者さんご自身でも、
「どうして歩く時に、こんな場所へ力が入るのだろう」
と感じていたそうです。
本来であれば、歩行では腰や股関節、足の後ろ側などが連動して働きます。
しかし、身体のどこかが動きにくくなると、別の筋肉が代わりに頑張ります。
その結果、すねの前側が過剰に働き、足首の痛みや張りとして表れていた可能性があります。
施術では、硬くなっている筋肉や腱を一つずつ確認しながら鍼を行いました。
表面の硬さが取れると、その奥に残っている筋張りが見えてきます。
足首の動きは少しずつ良くなりましたが、最後まで残る硬さがありました。
そこで確認したのが、足の指です。
足指周辺を調整した後、もう一度足首を動かしてみると、それまで残っていた硬さが一気に緩みました。
患者さんからも、
「足が解放された感じがする」
という言葉がありました。
足指は小さな場所ですが、立つ時や歩く時に、地面の状態を感じ、身体の重心を調節しています。
足指が硬く動きにくくなると、足首やすねが必要以上に働きます。
その負担が続けば、膝や股関節など、さらに上の関節へ影響することもあります。
足首が痛いから足首だけを施術する。
膝が痛いから膝だけを見る。
それだけでは、最後まで残る症状の理由が見つからない場合があります。
身体は一つの連鎖で動いています。
痛みが出ている場所だけでなく、その動きを支えている場所を探すことが大切です。
今日も患者さんの身体から、
「最後の鍵はここです」
と教えてもらったような施術になりました。

