痛みをうまく説明できない方へ|相談の3つのヒント【大倉山】
痛みをうまく説明できない。相談したい気持ちはあるけれど、「どこが、どうつらいですか」と聞かれると、言葉に迷ってしまうことはありませんか。
こんにちは。横浜市港北区大倉山のうえき治療院、院長の植木秀美です。
10月23日、金曜日。秋のお出かけや週末の予定を考える一方で、肩や腰のつらさが気になっている方もいらっしゃるかもしれません。
痛いというより重い。ずっとではないけれど気になる。昨日はつらかったのに、今日は少し落ち着いている。体の感じを、ぴったりの言葉で伝えるのは難しいものです。
でも、きれいに説明できるようになってから相談しよう、と待たなくて大丈夫です。今日は、相談するときに役立つ3つのヒントをご紹介します。
痛みをうまく説明できないときは、暮らしの場面から
筋肉や関節の名前、痛みの原因を、自分で調べておく必要はありません。
「この辺が重たい」「ここからここまで気になる」。そんな表現から始めていただいて構いません。場所がはっきりしない場合も、そのまま教えてください。
例えば、「肩が痛い」に加えて「上着に腕を通すときに気になる」と聞くと、どんな場面を確認したいのかが伝わります。
専門的な説明よりも、ご本人が実際に感じていることを聞かせていただきたいと思っています。
1.いつ頃から気になるかを伝える
最初のヒントは、いつ頃から気になっているかです。
- 先週くらいから気になり始めた
- 以前から時々あったけれど、最近は気になる日が増えた
- はっきりした始まりは覚えていない
正確な日付が分からなくても構いません。「今月に入ってから」「夏の頃から」など、覚えている範囲で伝えてください。
一日中気になるのか、時々なのか。以前と比べて変わったところがあるか。そこまで分かれば、一緒に伝えるとお話を整理しやすくなります。
思い出せない部分を、無理に埋める必要はありません。「分からない」も、その時点での大切な情報です。
2.何をすると気になるかを伝える
次に、気になる動作や時間帯を思い出してみましょう。
椅子から立つとき。洗濯物を干すとき。夕飯を作っている途中。仕事が終わって帰宅した頃。
「いつも痛い気がする」という場合でも、一日の中で特につらい場面があれば、そこから話していただいて大丈夫です。
反対に、「座って休むと少し落ち着く」「朝より夕方の方が気になる」など、変化があれば教えてください。
ただし、説明するために何度も痛い動きを繰り返す必要はありません。普段の生活で気づいた範囲を伝えていただければ十分です。
当日に症状が落ち着いていても、それまでの様子を話して構いません。「今日は平気だから、言わなくてもいいかな」と遠慮しなくて大丈夫です。
3.生活で何に困っているかを伝える
3つ目は、そのつらさによって何に困っているかです。
例えば、料理の途中で休みたくなる。買い物の帰り道が心配。好きな運動をどのくらいやってよいか迷っている。
できていることでも、毎回かなり我慢しているのなら、そのことも教えてください。
「仕事には行けています」だけでは伝わらない、その後の疲れや、見送っている楽しみがあるかもしれません。
何を続けたいのか、どんな時間を取り戻したいのか。そうした希望も、今後の相談で大切にしたいことです。
気になる場所がいくつもあるときは、「今日はこれが一番困っています」と、最初に教えていただけると助かります。
痛みをうまく説明できない方の、短いメモの例
その場で話そうとすると忘れてしまう方は、紙やスマートフォンに短く残しておく方法もあります。
次の文章は、書き方の一例です。
先週くらいから腰が気になる。夕飯の支度で立っていると重くなり、途中で座りたくなる。今いちばん困るのは、料理を続けづらいこと。
長い記録でなくても、このくらいで構いません。文章にしづらければ、「先週から・夕飯の支度・途中で休む」と単語だけでも大丈夫です。
医療機関で検査や治療を受けている場合は、その内容や説明されたこともお知らせください。薬を使っている方は、お薬手帳などを確認できると伝えやすくなります。
メモを完成させることが、相談の条件ではありません。書けるところだけ、覚えていることだけで十分です。
大倉山で、体の困りごとを一緒に整理します
うえき治療院では、つらい場所と一緒に、生活のどんな場面で困っているかも伺っています。
痛みをうまく説明できないときは、「うまく言えないんですけど」と、そのままお話しください。こちらからも質問しながら、確認したいことを整理していきます。
お話だけで原因を決めつけず、必要に応じて医療機関での確認も含め、今の状態に合う方法を考えていきます。
説明を聞いて分からなかったことも、その場で聞き直していただいて構いません。「家では何をしたらいいですか」「この動きは続けてもいいですか」など、気になることを残さず話せる時間にしたいと思っています。
秋のお出かけでも、毎日の家事でも、好きな運動でも。まずは、今いちばん困っている場面を一つ聞かせてください。
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うえき治療院
院長 植木秀美
参考資料:NHS:医療者に相談するときの準備と質問

