【膝を治すために、家の中の「普通」を見直す】

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本日は、膝の痛みで継続して通院されている患者さんの施術を行いました。

初回に比べると強い痛みは大きく軽減し、仕事中や通勤時には、ほとんど痛みを感じずに歩ける時間が増えています。一方で、朝起きて最初に立つ時や、仕事を終えて夜になった頃に膝が重く感じることがありました。

詳しく生活を伺うと、床から約10センチのマットレスに寝ており、起きる時には膝を深く曲げて立ち上がっていました。また、浴槽をまたぐ時にも痛みがあり、掃除や家事の中にも膝を曲げた姿勢が残っていました。

印象的だったのは、先日旅行へ行った際には、膝の痛みをほとんど感じなかったというお話です。旅行先ではベッドで寝て、椅子に座り、床から立ち上がる動作がありませんでした。

つまり、施術によって身体は回復してきていても、自宅へ戻ると、これまでの生活動作によって再び膝へ負担が加わっていたのです。

今回は施術前に、歩き方も動画で確認しました。歩行時に膝が左右へ揺れ、足の小指側へ体重が流れる傾向がありました。かかとから着地した後、親指側へ体重を移すことを意識していただくと、膝の揺れが減り、痛みなく歩くことができました。

施術では、骨盤の左右差を整え、太ももや膝周囲の緊張を緩めました。施術後には、膝の曲げ伸ばしが滑らかになり、歩き始めのこわばりも軽減しました。

膝を良くするためには、膝だけを触ればよいわけではありません。

寝床の高さ、椅子の使い方、浴槽のまたぎ方、靴の傾き、足裏の重心。毎日繰り返している小さな動作が、回復を助けることも、妨げることもあります。

痛みを我慢して今まで通りに生活するのではなく、今の身体に合った生活へ変えること。

それも治療の大切な一部だと、改めて感じた一日でした。