五十肩で夜に痛い・腕が後ろに回らない原因は?大倉山の鍼灸師が解説
「昼間はそれほど痛くないのに、寝返りをすると肩が痛い」
「腕は上がるようになったけれど、後ろに回すとまだ痛い」
五十肩の経過中、このようなご相談は珍しくありません。
今回の院長日誌では、五十肩で夜に痛い理由と、強い炎症が落ち着いた後に腕の動きを取り戻していく考え方についてご紹介します。
五十肩で夜に痛い時は「肩の位置」だけが問題ではありません
「どの位置に肩を置けば痛くないですか?」
と質問されることがあります。
もちろん姿勢も大切ですが、もう一つ考えたいのが腕そのものの重さです。
腕にはある程度の重量があります。
仰向けや横向きで寝た時、腕を十分に支えられていないと、その重さを肩周囲の筋肉や関節が長時間受け続けます。
そのため、寝返りをした瞬間に肩へ負担が集中し、痛みが出ることがあります。
五十肩で夜に痛い時の寝方
うえき治療院では状態に応じて、
脇の下にタオルを入れる
肘の下をタオルやクッションで支える
横向きでは抱き枕などで腕を支える
といった方法をご提案しています。
大切なのは「正しい肩の位置を一つ決める」ことではなく、肩だけで腕の重さを支え続けない環境を作ることです。
タオルの高さは人によって異なるため、痛みが出ない高さに微調整してください。
炎症が落ち着いた後は「動かさない」だけでは戻りません
五十肩では、痛みが非常に強い時期には無理に動かさないことも必要です。
しかし、強い炎症が落ち着いてからも長期間動かさない状態が続くと、肩周囲の組織が硬くなり、腕の動く範囲が狭くなることがあります。
今回も、
腕を上げる動作は改善してきた
身体の反対側へ腕を動かすと痛い
腕を後ろへ回すと痛い
寝返りの時に痛む
という状態でした。
つまり「全く動かない肩」ではなく、特定の方向だけがまだ制限されている状態です。
ここからは、実際の動きを確認しながら少しずつ可動域を戻していく段階になります。
うえき治療院では鍼と拡散型圧力波を使い分けます
今回の肩には、鍼施術に加えて拡散型圧力波を使用しました。
拡散型圧力波は広い範囲へ機械的な刺激を与えられるため、肩周囲の硬さや動作時に引っかかる部位などに使用することがあります。
一方、深い場所やピンポイントで反応する部分については鍼の方が適している場合があります。
そのため当院では、
「肩だからこの施術」
と最初から決めるのではなく、施術中にも何度も動きを確認します。
今回も、
「ここは痛くなくなった」
「後ろに腕が回るようになった」
「この場所だけまだ残っている」
という変化を確認しながら施術場所を移していきました。
腰痛も「長時間同じ姿勢」が引き金になることがあります
今回は肩だけでなく、長時間の移動後から腰痛も強くなっていました。
同じ姿勢が何時間も続くと、腰や臀部周囲の筋肉に負担が集中します。
まず広い範囲には拡散型圧力波を使用し、それだけでは変化しにくかった深部には鍼を使用しました。
施術後には、起き上がった際に感じていた腰の痛みも軽減しました。
五十肩は「上がる・上がらない」だけで評価しません
五十肩というと、
「腕が上まで上がるか」
だけに目が向きやすいのですが、実際の日常生活では、
服を着る
髪を整える
エプロンやタオルを扱う
背中へ手を回す
寝返りをする
など、さまざまな方向へ肩を使います。
腕が上がるようになっていても、後ろへ回せなければ生活上の不便はまだ残ります。
うえき治療院では、単純な可動域だけではなく、その方が実際に困っている動作ができるようになったかを確認しながら施術しています。
大倉山で五十肩・夜の肩の痛みにお悩みの方へ
五十肩は経過によって施術の考え方が変わります。
痛みの強い時期と、炎症が落ち着いて動きを戻していく時期では、同じ対応にはなりません。
「五十肩で夜に痛い」
「寝返りのたびに目が覚める」
「腕は上がるけれど後ろに回らない」
「痛みは減ったのに動きが戻らない」
このようなお悩みがある場合は、一度現在の肩の状態を確認してみてください。
横浜市港北区・大倉山のうえき治療院では、鍼灸、あん摩マッサージ、拡散型圧力波などを状態に応じて組み合わせながら施術しています。

