背中が痛いのに「背中だけ」を施術しない理由

こんにちは。
横浜市港北区大倉山の
うえき治療院、院長の植木です。
今回は、
「背中が痛い時、
痛いところだけを施術すればいいの?」
というお話です。
■「ここが痛い」と言われても、まず全身を見ます
今回ご相談いただいたのは、
背中周辺の痛みでした。
患者様に場所を確認しながら触れていくと、
確かに緊張の強い部分があります。
しかし、
私はそこで背中だけを見て
施術を始めるわけではありません。
脚の状態。
むくみ。
首や肩の緊張。
動いた時の反応。
そして、
最近の睡眠や疲労、
生活の様子なども確認します。
なぜそこまで見るのでしょうか。
■体は「部品」ではなく、全部つながっています
例えば、
背中が痛いとします。
原因が背中の筋肉そのものに
ある場合もあります。
しかし、
長時間同じ姿勢だった。
睡眠不足が続いた。
仕事や家事で疲れていた。
普段より活動量が多かった。
こうしたことが重なることで、
筋肉の緊張が高くなり、
結果として背中に症状が現れることもあります。
つまり、
「痛い場所」と
「そこへ負担をかけた理由」は、
必ずしも同じではありません。
■以前の体と比較することも大切です
今回、
以前の施術時と比べてみると、
脚のむくみが少なく、
全身の状態も比較的落ち着いていました。
こうした変化も、
私は大切にしています。
毎回、
「今日だけの体」
を見るのではなく、
前回と比べてどうなのか。
最近の生活で
何が変わったのか。
症状は強くなっているのか、
それとも回復方向なのか。
こうした経過を見ながら、
その日の施術内容を決めます。
■休養すると体が変わることがあります
お話を伺っていると、
最近は普段より
少し休養を取れる時間があったとのことでした。
これは身体を考えるうえで
とても重要です。
体は、
「刺激を入れれば入れるほど良くなる」
わけではありません。
運動も同じです。
トレーニングによって刺激を入れ、
休養と栄養によって回復する。
この繰り返しによって
体は適応していきます。
仕事や家事による疲労も同じです。
負担が続いているところへ
さらに刺激を重ねるだけでは、
回復が追いつかないことがあります。
■睡眠も立派なセルフケアです
治療院では、
ストレッチや運動だけでなく、
睡眠についてお話しすることもあります。
「セルフケア」というと、
ストレッチしなきゃ。
筋トレしなきゃ。
お灸をしなきゃ。
と何かを「する」ことばかり
考えがちです。
でも、
しっかり眠る。
予定を詰め込みすぎない。
疲れた日は休む。
これも立派なセルフケアです。
特に慢性的な疲労がある方では、
何かを追加するより、
まず負担を減らす方が合っている場合もあります。
■その日の体に合わせて施術を変える
今回も、
気になる背中の部分は確認しながら、
全身の疲労状態を見て
施術を組み立てました。
施術後には、
背中や首周辺の緊張も
施術前より軽減していました。
大切なのは、
「いつもここが痛いから、
毎回同じ施術」
にしないことです。
同じ患者様でも、
その日の体は毎回違います。
今日は筋肉の緊張が強い。
今日は疲労が強い。
今日はむくみが少ない。
今日はよく眠れている。
そうした小さな違いを拾いながら、
施術内容を調整していきます。
■マッサージをしてもすぐ戻ってしまう方へ
肩こりや背中の痛みで、
「揉んでもらうと楽になるけれど、
すぐ元に戻る」
という経験はありませんか?
そんな時は、
痛い場所だけではなく、
なぜそこへ負担が集中しているのか
を考えてみることも大切です。
姿勢かもしれません。
仕事の動作かもしれません。
睡眠や疲労の蓄積かもしれません。
いくつかの原因が
重なっていることもあります。
うえき治療院では、
症状だけを見るのではなく、
生活背景や体の動き、
これまでの経過まで含めて
一人ひとり施術を組み立てています。
「年齢だから仕方ない」
「ずっとこの痛みと付き合うしかない」
と決めてしまう前に、
まだ見直せることがないか
一緒に探してみましょう。
うえき治療院
院長 植木秀美
横浜市港北区大倉山


