生活習慣病のひとつ!「逆流性食道炎」

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「ムカムカする」「胃が重い」など、逆流性食道炎の症状でお悩みではありませんか? 生活習慣を改善すれば、これらの症状はよくなる可能性があります。

逆流性食道炎とは?

逆流性食道炎とは、おもに胃酸を含む胃内容物が食道内に逆流し長時間停滞することで、食道粘膜が刺激され、粘膜障害が生じた状態をいいます。

人口の10%~20%にみられる頻度の高い疾患で、食の欧米化とともに今後も増加することが懸念されており、不快な症状で生活の質を低下させ、食道腺癌のリスクともなります。

近年では、逆流性食道炎も生活習慣病のひとつと考えられており、生活習慣を改めることで、改善が期待されています。バランスのよい食生活、適度な運動などの規則正しい生活習慣は逆流性食道炎治療の基本となり、またそのほかの生活習慣病の予防にもつながるでしょう。

まずは、正しい生活習慣から!

肉・乳製品など脂肪の多い食事や、お酒・タバコにより、食道への胃酸暴露時間(食道が胃酸にさらされている時間)が長くなると報告されています。また肥満、特に内臓脂肪量増加や、食べた後すぐに横になるなどの悪い姿勢が逆流性食道炎の原因となります。

まずは食事を野菜・果物・全粒穀物・魚類・ナッツなどを中心としたものに変えてみましょう。これらの食事は、逆流性食道炎症状改善に有効とされています。そして、適度な運動を併せて行えば、体重減少によるさらなる症状改善効果が期待できるでしょう。

それでも症状がよくならなければ、胃酸を抑える内服治療が必要になる場合もあります。つらいときは我慢せず病院を受診し医師に相談しましょう。